舞子お姉様の物語

以下に登場されますのは、北小松舞子様によります時代劇の台本です。

とっても、おもしろいお話で、なにやら、あの戦後最大大規模大詐欺事件の案愚楽牧場のお話のようです。

これを見た時からメイン行きは決定でしたが、続きが出てからのほうがいいかな・・・とか

ほかのことをやっている間に、時間が過ぎてしまいました。

よく考えてみますと

このブログを見てくださっている方の中で、コメント欄まで全部見ているよーという方は

どれくらいいらっしゃるでしょうか?

おそらくは、メインをぱぁーっと見て終わるんじゃないでしょうか。

コメント欄まで見てみようと思うとしたら

そのブログにとても興味を持つか、ちょっと変わり者であるかぐらいでないとネ・・・。

いくつも見てるブログがあったら、時間がいっぱいかかるわけだからさぁー、

そうしたら、せっかくの舞子様のお話がムダになっちゃうわけでー、

ごく一部の者で楽しんでてもダメなわけでー、

出すなら長いお話なので、早めに出しちゃったほうがいいかなー、と思ったしだいです。


この台本はまだ完成しておりません。

ドキンちゃんが案を出してくれてます。

当然のことながら、原作者である舞子様も考えてくれてます。

私も少し思いついたことがあるので、このあとに書こうと思っています。



この台本にまだ題名はついていない(?)みたいです。

ドキンちゃんは「舞子姉妹(しまい)の物語」なんて言ってましたけど・・・。

では、これをご覧になった方で、こんなんどうでっか、と案を下さる方、ただいま募集中です。

題名および台本の内容ともに、の意味だよ。

ではでは、ご覧くださいませ。


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ちょっと近況報告します。


何かお芝居を演ろうということになって、皆で集まって相談したんですが、
話がどこでどうなったのか、「時代劇をやろう」ということに決まってしまいました。
次に「時代劇は分かったけど、何を演る」という話になって、「そりゃあ水戸黄門でしょう」と
おかしなノリで水戸黄門に決まりかけたら、誰かが「あれ、最後に立ち回りがあるよ。出来る?」。
それで結局、お奉行ものなら立ち回りもないし、場面転換もないから、それが良かろうということになって最終的に、お奉行ものでかつ最後が舞台栄えする遠山政談に決まりました。


配役や演出から、それぞれ何か担当を決めていったら

私には何と台本書きが割り当てられてしまいました!!!

もう、何が何だか分からなくて、今その途中で最後まで書けてないんですけど、

以下、とりあえず出来たところまでです。
続き、どなたかプリーズ。


舞台上高二重 正面三段 白州の体
高二重上手に与力2人 下手に書物机を置き与力2人
平舞台上手より下役3人同心2人 下手同心2人下役3人
平舞台正面下手寄り 那須屋主人(あるじ)但し、縛らぬまま。


声:遠山左衛門尉様、御出座ぁ~。
(一同礼、那須屋平伏。正面ニ着座後、諸役人ヨロシク直ル。以下細カイ ト書略)

遠:これより、那須屋牛講騙りの件につき吟味を致す。那須屋主人(あるじ)、面を上げぃ。  

遠:いかに那須屋。
 その方、数多の者に親牛を買えばそれが産む仔牛代金でもって金子が得られ、約束期限においては親牛を元値にて買い戻すなど、巧みなる儀申しかけ度々金子を騙り取ったとあるが、それに相違ないか。

那:全く身に覚えのないことでございます。

遠:身に覚えがないと申すか。
 しかし、那須屋。ここで神妙に包み隠さず申し上げ隠し置きたる金子を差し出したなれば、お上にも慈悲というものがないではないが、どうじゃ。

那:隠し置きたる金子など。何を証拠にお奉行様。
 身代限りをいたしました上からは、そのようなもの、もとよりあろう筈がございません。

遠:フム、その方、那須屋主人として身代限りをいたしたようじゃな。
 なにゆえ、自ら身代限りをいたしたのか、奉行にはその心根が、ちと、解せぬが、今はそれを問はぬ事といたす。
 さて那須屋、その方、昨夏、突如として店をたたんだことは相違ないか。

那:店をたたんだには相違ございませんが、それは一昨年の牛の流行病(はやりやまい)、昨年は東屋さんから出ました火事がございまして、その火事の時は皆、身一つで逃げることが精一杯で、飼っておりました牛をそのままにしたために牛が火の粉を浴び、世間から「火の粉牛、火の粉牛」と嫌われ、売れなくなったためで、手前どもの店が悪いわけではございません。

遠:牛の流行病、東屋の火事がなければ店をたたむことは無かった、と、こう申すのじゃな。

那:左様でございます。

遠:しかし、那須屋。
 店をたたみし時、お上に差し上げたる願面(がんめん)によれば、身代6千余両とは別に4万余両の借財があったとあるが、4万余両もの借財を、火事さえなければ払えたと申すのか、どうじゃ。

那:一時(いちどき)になりさえせねば、払えたと心得ます。

遠:いかがすれば払えるのじゃ。

那:手前どもは牛を飼っており、その牛が毎年子を産みます。その子牛を育て成牛として売るのでございます。

遠:確かに、その方の店が配りし引札(ひきふだ)には、そのように書いてある。
 それによれば、毎年々々、子牛代金を親牛を買いし者に支払うとも記しあるが、それは真(まこと)か。

那:引札に、そのように書きましてございます。

遠:奉行、牛の事については、よう分からぬのでその方に尋ねるが、牛は必ず毎年々々、子を産むのか。

那:必ず、と仰せられましては、答え難(にく)うございます。

遠:総じて、ならばどうじゃ。

那:親牛にもよりますが、総じてならば、毎年々々子を産むことはできるかと心得ます。

遠:その方の店ではどうじゃ。

那:毎年々々子を産む親牛もあれば、そこまではゆかぬ親牛もおります。

遠:今ひとつ尋ねるが、先頃、消費奉行所より咎めを受けておるのぉ。

那:引札に行き過ぎありとの御沙汰で、お叱りを頂戴したことには相違ございません。
 しかし、その件は既に改め、相済んだ事と承知いたしております。

遠:消費奉行所の屹度叱りの一件が相済んでおることは奉行も承知しておる。
 されど那須屋、親牛の数が大きく違うに及んでは、産まれる子牛の数も違ぉて来(き)はせぬか。

那:違いはでるかと心得ます。

遠:それに違いが出てまいって商いに障りは出ぬのか。

那:いささかは出るかと存じます。

遠:親牛の数が引札より3割余り少なく、また、奉行の聞き及ぶところでは産まれる子牛の割合も少なく、あまっさえ、子牛が次々死んでおるそうじゃが、それでも商いには、いささかの障りにしか及ばぬのか。

那:産まれる子牛の割合が少ないとか、子牛が次々に死ぬなど、一体どこの誰が言ったのやら、おそらく、手前どもを妬む者が根も葉もない噂を広め、それがお耳に入ったのでございましょう。

遠:根も葉もない噂と申すなら、その通りであろう。
 根も葉もないのが当たり前じゃ、鉄の太い柱には根も葉も生えはせぬからのぉ。

那:いかにお奉行様とはいえ、あまりにも過ぎたお言葉と心得ます。(← ココ キリツト)

遠:あい分かった。しからば鉄の柱の話は無しといたそう。
 されば那須屋。奉行、尋ねるが、その方の店では毎年々々如何ほどの子牛が生まれ、またそのうち如何ほどが成
牛となり、如何ほどの値で売れたのか、さらに、それには入費がかかる筈じゃが、その入費の高は如何ほどか、それを申してみよ。

那:存じません (語尾マデ言ワセズ、カブセテ遠山科白)

遠:ええぃっ黙りおろう。ここな不届者奴(め)が。
 よいか、よっく承れ。およそ店の主人たる者が己の店で扱うものの売値を知らず、元値を知らず、入費の高を知らずして、それで勤まると思いおるかっ。
 もし、その方、それを知らずして商いを致しておったとあらば、那須屋牛講騙りの吟味はさておき、まずは主人不届きの件につき屹度究明せねばあいならぬ。その方の申し状、商家主人不届の咎、自ら白状いたしたも同然、逃れられぬところじゃ。
 それっ、者ども、この者に縄をうて(左右ヨリ下役駆ケ寄ロウトスル)

那:お待ち下さいませ。あらましならば存じております。
(遠山 目顔デ下役ニ待テト合図)

遠:しからば、何故、存ぜぬと申したのじゃ。

那:手前どもには商売敵も多く、その値が他(ほか)へ漏れましてはならぬと思い、そのように申しました。
(遠山 目顔デ下役ニ元ノ位置ニ戻レト合図)

遠:すでに、その方、店はもとより主人ともども身代限りを致しておる上からは差し支えあるまい。申してみよ。

那:申し上げかねます。

遠;何ゆえじゃ。

那:身代限りは致しましたが、その儀ばかりはお許しを。

遠:ここは白州。役人以外他の者、ましてや商売敵などおらぬ。心配は無用じゃ。

那;こればかりは、お奉行様といえども申し上げられません。

遠:左様か。しからば奉行、その方には問わぬ。
(与力ヲ呼ビ寄セ、何カ指示。一旦、与力下ガツテ後、書類持ツテクル)

遠:那須屋。これが何の帳面か、その方、分かりおるか。

那:わかりませぬ。

遠;教えてつかわそう。これは江戸で売られた牛商いの帳面控じゃ。その方の那須屋の牛も混じっておる。
 奉行、これを見るところ、その方の那須屋の牛は余り高くは売れておらぬと見たがどうじゃ。

那:お奉行様お手元の帳面は、今始めて見せられた物。手前どもの牛が高いか安いかお答えのしようがございません。

遠:左様か。しからば、これはどうじゃ。  (別ノ書類ヲ示ス)
 これは、農林奉行殿の手元より書き写してまいったものじゃが、これをその方に見せてつかわす。
 その上で、その方那須屋と、違いの有無あらば申し述べぃ。

那:見るまでもございません。

遠:見ずともよいのか。

那:先にも申し述べました通り、一昨年の牛の流行病、昨年の東屋さんの火事の一件。手前どもの店が苦しい時期のみ、お取り上げになっておられます。
 しかし、手前どもは、お上より鑑札を受け監査人業を営むアスカ屋さんより、商いは真っ当なものに相違なく、災難に災難が重なる不運による身代限りであり、やりようでは借財は全部返せる筈との調べ書が調ったと聞いております。

遠:ハッハッハッハッハッハッ
 その方は存ぜぬか。その件ならネット住民が今、「取らぬ狸の皮算用」じゃとか、いや「産まれぬ仔牛の金算用」じゃとか寄ってたかって笑いものにしておるは。

那:これは、お奉行様のお言葉とはおもえません。
 素性の知れぬネット住民のたわ言と、れっきとした監査人アスカ屋さんの調べと、どちらが確かか。
 これは、もう十(とお)にもならぬ子供でさえ分かろうというもの。
 おおかた、手前どもに以前より難癖をつけておりましたmoveとか、それに煽られたrokoやドキンなどが騒ぎ立てているのでございましょう。

遠:この調べ書のほうを信用せよと申すか。

那:申すまでもないこと。

遠:しからば、先ずここに記しある8年80万モデルとやらについて尋ねるが、まこと1頭の牛から8年に子孫が26頭にも増えるのか。

那:無い事ではないかと心得ます。

遠:そちの店にあっては6万7千頭程の親牛がおったようじゃが、されば8年後に174万頭の牛に増えるのか。

那:流石に、そこまでは増えぬかと。

遠:されば、如何ほどに増えるのか。

那:親牛により、飼う場所により、また一昨年の流行病のような事もございますれば一概には申せませぬ。

遠:一概に言えぬような先の見通しでありながら、何ゆえ、未だ産まれぬ仔牛を勘定に入れるような事をいたしておるのじゃ。8年で26頭産まれねば、その先に産まれるとして勘定しておるものが狂うてまいるではないか。

那:それはモデルと申し、手前どもの商いが成立つか否かを調べようとしてアスカ屋さんがお作りになったもので、手前はそこまで存じません。

遠:では、ここに牛売却代金として銀4匁8分、年間餌代銀1匁とあるが、なぜ、このような値になっておる。

那:アスカ屋さん(語尾ニカブセテ 遠山科白)

遠:黙れっ。よいか。何も存ぜぬ者が牛の売却代金餌代を調べんとすれば、まず、農林奉行所に聞きに参るであろう。
 しかるに、先程、その方が見ずとも良いとした農林奉行所の書面には違う値が載っておる。
 却って、去る8月摂津兵庫と江戸において開きし債権者説明会に、その方の介添人が申した餌代の値と一致するのは何故じゃ。
 その方が教えたが故に相違あるまい。 有り体に申せ。

那:存じよらぬ事にございます。

遠:またしても、存ぜぬと申すか。
 フム夜も更けてまいった、されば、本日はこれまでと致す。
 那須屋。その方は未だ黒白つかぬゆえ、帰宅お構いなき身なれど身代限り致しておる上からは請人(うけにん)に申し出(いで)ずして泊まりの他行、まして住まいを変える事など、あい成らん事は承知しておるの。

那:承知致しております。

遠:されば、本日の裁きはこれまで。    


     2012-01-19(00:38) : 北小松舞子

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「舞子お姉様の物語 」の案

このひとつ前の記事で「舞子お姉様の物語」を載せました。

これを載せる前の話は「世代別歩留まり率考慮後の再計算の結果報告」のコメント欄にあります。

私の案はたいしたものではないので、その前にコメント欄について思うことを書きます。



私がなぜ FC2 BLOG にしたのかというのは以前にも書きました。

ブログ初心者の私にとっては、どれがいいのか全くわからないので

moveさんが使っている FC2 BLOG を選ぶしかありませんでした。

そして、どのようにするかは自分で考えながらやっていきました。

moveさんのブログと私のとで大きく違っているのは、コメント欄の順番です。

moveさんは、新しいのが先にきて、私のは、古いのが先にくる。

あの人のブログは、あの人の備忘録であって

古いものは下に流れて行き、新しいものがすぐに見られる。

それでいいのだと思う。

私が古い順から見られるようにしたのは、誰かがコメントをして私の返事を見ようとした時

それまでのみんなのコメントを通り過ぎないと、そこにたどりつけないようにする魂胆です。

それから、どうも変わり者であるらしい私はコメント欄を見るために

一番うしろまで動かして、そいでもってコメントの先頭から読んで、また上へ動かして・・・

ってやってるのが大変だからです。

上から順に見たほうが目のためには、いい気がする。

最近、パソコンに向かう時間が多いせいか、老化のせいか、視力が悪くなってる気がする。



さてさて、物語の案ですが、あくまで私の経験と思うことですので

これをそのまま物語にするのはどうか・・・です。

そこんとこヨロシクってことで読んで欲しいです。


・・・・・・・・・・・・・・・

私は安愚楽牧場の社長には何度かお会いしています。

ですが、親しくしたわけでもなく

ただそこにいらした時の姿を見てお話を聞き、というだけです。

しかも、過去資料をほとんど捨ててしまっていたので

証拠と言えるものは何も無く、私の記憶のみです。

私の記憶などという不確かなものだけですから

そんなの知らないよと言われればそれまででしょう。


思い出した話は、何年も前の旅行の時のことです。

旅行プレゼントにホイホイと行った私は

ボケジリ(三ヶ尻社長)が、バカボン(サトシくん)と、そのヨメハン?を連れて来ていたのに

遭遇しました。

思い出してもサトシくんの顔は浮かびませんがね。

パーティーの時に見たように思うんですが、きっと私のタイプではなかったんでしょう。

でも、朝の朝食レストランで社長とサトヨメ?に出くわしました。

バイキングだったんですが、いいホテルでしたので

くいしんぼうの私は、どれを食べようかとしか考えていなかったようです。

私の席のすぐ近くに二人がいて、この人、私服はこんな感じなんだ、と思いました。


そこで、私の考えた物語の続きです。

・・・・・・・・・・・・・・・

大きく胸が開いた真っ赤なサマードレスを着た私は、社長の席へとツカツカと歩いて行く。

そして、社長の前にて立ち止まり、言う。

「おーほっほっほっ、わたくし、白鳥麗子でございます!

 安愚楽牧場様には、いつもお世話になっております。

 以後、お見知りおきを・・・。」

と、社長の返事を聞くこともしようとせず、立ち去る。

この時、白鳥麗子の胸元には、これまた真っ赤なバラの花のタトゥーシールがキラリと輝き

人目を引いた。

なんじゃこりゃーと思った社長は、その胸元のみ覚えてはいるが

白鳥麗子が何者であるか、まったくわからなかった。


そして、何年後かに、再会することとなる。

そのあとは、、、テンテンテン・・・です。


・・・・・・・・・・・・・・・

あのねー、「真っ赤」なサマードレスとバラは、「ブルー」でもいいかなぁと思ったんだけど。

あと、これを時代劇にすると、着物の胸元をチラッって見せることになるのかなーなんて・・・

ちょっとは、エロい?


そんなことで、私のパスポートは2003年3月3日発行(おひなさんやん)で

もう何十ッコもスタンプが押してあります。

この中から、どの旅行だったのかなーて探し出すのは、まぁ、、、カンタンかぁ?


それよか、私より三ヶ尻久美子社長の渡航履歴を調べて欲しいものでありんす。

サトシくんが結婚したらしい頃のパスポートね。

でも、それ以上に調べて欲しいのは、口蹄疫が発生する頃の渡航履歴だよ。

捜査機関の方は、そこんとこ重要だからね ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑



以上、rokoの経験および思うことでした。

みなさん、このあともよろしくお願いいたします。m(__)m



日記追加(2012.01.21 19:50)

長らく使っていなかったパスポートを久々に出して見ました。
そしたら、もうビックリです。
ざっと数えてみたら100個近くのスタンプが押してあったのに
査証と書かれた一番最初のページ(7ページ)に、それはありました。
しかも、7年前の今日、USAへの入国スタンプが押されていました。
私、安愚楽の旅行でハワイへ行ったんです。
2005年1月21日関空より出国、ハワイへは、JAN 21 2005 入国とスタンプあり。

人生って本当に 不 思 議 です。

とうとうドキンがお縄になるかも?篇

舞子お姉さまに続いて、アグラ詐欺物語の「ドキンちゃん篇」のお話

面白いので、やはりメインに残しておきます。


私は、アンパンマンに出てくるキャラクターの中では

ドキンちゃんとバイキンマンが好きです。

ドキンちゃんは「ショクパンマンさまぁ~」なんて言ってるけど

一番は、バイキンマンなのではないかな、と勝手に思っています。

アンパンマンのお話なんて、もうずいぶん前に見たっきりなのに、そんなことを思っています。


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「とうとうドキンがお縄になるかも?篇」


ある日金さんの前に塩原屋とドキンが呼ばれる。

金「ドキンや、何故ここによばれたかわかるか?」

怒「スカ報告書の嘘八百ぶりを証言するためですか?」

金「いいや、今日はお前の裁きじゃ」

ドキン!!ドキン!!塩原屋ニヤリ

金「スカ報告書をブログに書いたのはお前で間違いないな」

怒「はい、間違えありません。」

金「あの報告書は当事者のみしか閲覧、謄写できないことは心得ておるな」

怒「あ、そなんすか?私、知人に頼んで謄写したものもらっただけなんで知んなかったざんす」

金「フォフォフォ(バルタン?)知らば食っれるのか?それで罪が逃れれるわけではないぞ。どうして、ブログに書くようなことをしたのだ?」

怒「当事者のみ閲覧可といっても、ブログに書いてはいけなという法律がございましょうか?私とて、流すのに不適切な内容ならばそのようなことは致しません。しかし、経営、財務の実態は債権者が知るのは当然のことではございませんか」

金「ネットに乗るということは、当事者以外も見るということだろう」

怒「(塩原に向かって)卑怯者!被害者がどんな思いして生きてるかわかってんの!血の通った人間なら自らHPで公開するような内容のものでしょ!これでスカ報告書はあんたにとってヤバイってよく分かったわ!」

金「ドキンよ、お前の言うとおり被害者が知る権利はある。確かに、東京地裁で所定の手続をふみ資料を手に入れる、これは誰もができることではないだろう。被害者に広く知らせたいのは理解できる。では、聞こう
何故、moveのブログに貼り付けたのだ。Moveは当該事件の被害者ではないだろう」

塩原含み笑い

怒「・・・。口蹄疫の被害者ですし・・・」

塩原「は?口蹄疫?当方が何か罪でも?名誉毀損でスラッピンング致しますわよ。」

怒「・・・あのような、牛に関する内容は畜産業以外の者にはわかりかねます。そこで
Moveさんのお知恵をおかりしようと・・・。当事者以外が閲覧、謄写してはいけないという規則はあっても、第三者のブログに貼り付けてはいけない、という規則はありますか・・・」

塩原「くたばれ、ドキン!」

金「・・・・。ドキン、そなたの自分を犠牲にして愛と勇気だけを友としている姿には
  金さんにも共感する点も多い(ちょっと持ち上げすぎスか?)。しかし・・・うーん。この審議次回にもちこすとしよう」


という感じはどう?やっぱ、美人薄命?

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舞子お姉様の物語の続き その1

ドキンちゃん篇を載せて、舞子様のを忘れたらいけませんね

こんな時代劇に出てくる言葉は、とっても難しくて・・・普通の台本だって大変なのにさ・・・

みんな、すっごいね、と感心しきり

私の頭はまわりにくいので、全部できあがったら

現代バージョンに書きかえたいくらいの気分です

いつもありがとうございます



アグラ詐欺物語の舞子お姉様の物語の続きです

どうぞ

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またまた変更です

奉行を怒山(ドやま)キンさんにする「怒山政談」に変更すると言いましたが、保留します。
当分は「遠山政談」で進めることにします。
「那須屋」は「塩原屋」の他に「黒磯屋」にするかもしれませんが、これも保留します。
「監査人」は勘定吟味人に変更します
「アスカ屋」は「スカ屋」に変更します


前後に、「この物語はフィクションであり実在の人物・団体と一切関係ありません」を付記します


後々の展開上の関係で、話を少し戻します

遠:一概に言えぬような先の見通し~
那:それはモデルと申し、~ 手前はそこまで存じません。

この後、以下4つの科白をカットして

遠:では、ここに牛売却代金
那:アスカ屋さん
遠:黙れっ。よいか。
那:存じよらぬ事にございます

以下の3つの科白に続きます

遠:またしても、存ぜぬと申すか。夜も更け~
那:承知致しております。
遠:されば、本日の裁きはこれまで
    

ここから続編ですが、まだまだ途中の状態です。
以下、とりあえず出来たところまでです。


舞台上高二重 正面三段 白州の体
高二重上手に与力2人 下手に書物机を置き与力2人
平舞台上手より下役3人同心2人 下手同心2人下役3人
平舞台正面下手寄り 那須屋主人(あるじ)但し、縛らぬまま。


声:遠山左衛門尉様、御出座ぁ~。
(一同礼、那須屋平伏。正面ニ着座後、諸役人ヨロシク直ル。以下細カイ ト書略)

遠:これより、先日に続き那須屋牛講騙りの件につき吟味を致す。那須屋主人(あるじ)、面を上げぃ。  

遠:さて那須屋。先日は、勘定吟味人スカ屋の商い吟味調べ書に記せし、モデルとやらにつき、その方に尋ねおったところであったが、覚えておるか。

那:覚えておりまする。

遠:されば、その続きを尋ねるが、歩留まり率と記せしは何の事じゃ。

那:相手が生き物のことでございます故、死産また成牛となるまえに死ぬ子牛もございまする。それを見込んだもので、スカ屋さんがおよそ8掛いたすべしとなされたものかと心得ます。

遠:いかにも、成牛となり商いに適うに至るまでの損耗を見込むは至当なりと奉行も心得るが、何ゆえをもって、未だ産まれざる子牛にのみ歩留まりを当てはめ、親牛から産まれる子牛にそれを見込まなんだか、奉行一向に解せぬ。
先日もその方が自ら「毎年々々子を産む親牛もあれば、そこまではゆかぬ親牛もおります」と申し、また、「親牛により、飼う場所により、また一昨年の流行病のような事もございますれば一概には申せませぬ」と申したではないか。
その方は何と心得る。

那:確かに手前、そのように申し上げました。スカ屋さんのモデル作成の経緯は存じませぬ故、なにゆえとお尋ね遊ばされてもお答えの致しようがございませぬ。

遠:子にして8掛けならば孫は6割4分、曾孫は5割1分2厘を掛けるべきと奉行心得るが、その方はどうじゃ。

那:そのように算用通り行かぬものが生き物相手の商いでございまして、10割の事もあれば、またもっと悪いことも覚悟せねばならぬ事もございます。

遠:しかし、その方の店は諸国にて牛を飼い、また大量に飼うておったからは、平均(へいぎん)に近づくのではないか。

那:1頭2頭を飼うよりは均されるかと心得ます。

遠:しからば、その方の店で飼いし牛のうち成牛となる率はいかほどであったのじゃ。

那:これは、先日も申し上げました通り、お答えいたしかねることでございます。

遠:またしても、答えられぬと申すか。

那:まことに畏れおおいことではございまするが、何卒ご容赦くださりませ。

遠:されば、次に餌代金について尋ねるが、ここに記せし値は1頭につき年銀1匁1分とあるが、これはどうじゃ。

那:親牛の餌代、また生育中の牛によって少々の違いはございますが、おおよそ、その見当かと心得ます。

遠:農林奉行所の調べよりいささか高いと見たが、どうじゃ。

那:手前どもの牛は、和蘭渡りの白黒斑牛や、それとの雑種とは違い由緒ある和牛でございますれば、餌も格別の物を与えねばなりませぬ。それゆえ、他所(よそ)様よりは高くついているかと存じます。

遠:和牛ゆえ格別と申すか。

那:左様にございます。和牛と申すは育てるというよりはむしろ作り上げるものに近(ちこ)うございます。
また、牛が作り上げるものでございますれば、それにあたる人からつくらねばなりませぬ。まさに牛をつくるは人をつくる事にございます。

遠:ほほぅ。牛を作るには先ずそれを作る人をつくらねばならぬとは、なかなか耳に心地よい、耳当たりの良い、言い換えれば聞こえの良い言葉であるな。
ウウム、昨今、これを舌触り、肌触り、手触りの如く実際に触(さわ)れる時につかう「さわる」と音が同じであるのを混同し、耳触りの良いなどと言い出す輩が増えておるが断じて許しがたい。
耳ざわりとは、目障(さわ)りと同様に、耳障りであって、触れるものなどではない。
かかる誤用を致すにおいては重き罪科にも行うべき(与力 サエギル)

与:お奉行様、裁きが違ごうておりまする。

遠:おぉ、そうであった。
さて、那須屋。人づくりには、さぞ苦労いたすであろう。されば一朝一夕というわけには参るまい。

那:手前、日頃より、番頭、手代はもとより丁稚小僧下男下女の末にいたるまで、これを旨といたすよう申し遣わしておりました。

遠:フム、主人として天晴れなる心構え。
じゃがのぉ。その方、厚労奉行所の出先で諸国に仕事を周旋しておる所があるのを存じおるか。

那:存じております。

遠:その方の店は、そこより年がら年中、人を募り雇い入れておったようじゃが、その割りに人が増えた様子がない。
さすれば、大方、人の出入りが激しいのであろうと見たが、そのような事で人がつくれるのか。
その方の申し状では、人が作れねば、牛も作れぬ事になろう。

那:新たに雇い入れましても、牛作りに向かぬと見れば即座に暇を出し、また自ら暇を願い出る者もございまして、傍目には出入りが激しいと見られたこともございましょう。

遠:出入りが激しゅうては、なかなか人つくりなどできまい。
また、その上の手代にせよ、新入りが参る度に同じ事を一から教えねばならず無駄に時を費やすことになりはせぬか。

那:新入りには、手前どもが拵えました教本がございますれば、それを読めば一通りの事はできるようになりますれば、手代が手取り足取り教えずとも良いようになっております。

遠:教本があらば、一通りの事が出来るようになると申すか。しからば、牛作りは本作りに通じるという訳じゃな。

那:勿論、教本のみではございませぬ。ある時は、手取り足取りで人伝に教えねばならぬこともございます。

遠:平均(へいぎん)に勤めし年数は如何ほどであった。

那:それは・・・・・

遠:またしても、お答えいたしかねると申すのか。

那:左様にございます。

遠:しからば、人づくりとやらの事はさておき、先程その方が「由緒ある和牛」と申した事につきこれより尋ねんと思いおったところであるが、今日もまた夜が更けてまいった。
されば、本日の裁きはこれまでといたす。


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舞子お姉様の物語の続き その2

舞子様の物語の続きをいただきました


当然、この前の続きですから、時代劇です

あいかわらず、ここに出てくる言葉は、とっても難しくて・・・

rokoちん、漢字読めまっしぇーん、です

それから、どれがどこの牛さんなのか、も、わからないしぃ・・・

舞子さま、かしこすぎ、です


とにかく、興味のない方は、すっとばしてくれてOKです

(いわれんでも、すでにとばしている友がひとりいたな)



「この物語はフィクションであり実在の人物・団体と一切関係ありません」

と、ご丁寧に前後で2回書いてありますが、これは、ウソです

舞子さまが嘘をついても、私はウソをつかないつもりです


時代劇になっているけど、現代の今のお話、どこぞの大規模牧場のお話

そう、2月3日に詐欺で告発された(株)安愚楽牧場 のお話です


今回の内容を簡単に申しますと

牛づくりは人づくり、といいながら

ちゃんと牛を育てることもせず

ちゃんと人を育てられず

牛さんの登録もしてないのに

黒毛和種牛という名前を利用して

世間を欺いていた

安愚楽牧場

ということかと思います




アグラ詐欺物語の舞子お姉様の物語の続きです

どうぞ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「この物語はフィクションであり実在の人物・団体と一切関係ありません」



声:遠山左衛門尉様、御出座ぁ~。

遠:これより、先日に続き那須屋牛講騙りの件につき吟味を致す。那須屋主人(あるじ)、面を上げぃ。  

遠:さて那須屋。先日は、その方が和牛とは育てるものにてはなく作り上げるものにして、それには先ずそれを作る人から作らねばならぬと申し述べしに、その実、雇い人の出入りが激しく、それでは人は作れずひいては牛もつくれぬ事になるのではないかと問うたところであったと覚えるがどうじゃ。

那:人の出入りにつきましては、手前は激しいとは思うてはおりませぬし、また新入りでも一通りの事はできるような教本を用意いたしておりましたゆえ、牛を作るに差し支えなきものと心得ます。

遠:奉行が雇い人が勤めしおよその年限を問うたところ、答えられぬと申したの。

那:左様にございます。

遠:新入りでも一通りの事はできると申すが、それではその方が配りし引札に記しあることと違うではないか。

那:要所要所には手練(てだ)れの者を配しおりますれば、引札に記した事が偽りとは思いませぬ。

遠:手練の者のぉ。その方の店(たな)においては、手練の者の割合に比べ牛が多すぎはせなんだか。

那:目の届かぬ事が一度も無かったとは申しませぬが、十分な人数を配しましてございます。

遠:十分な人数とは手練の者か。

那:手練の者は要所要所に置くのでございます。

遠:引札を見る限り、そうとは思えぬ書き様じゃな。

那:そうとは思えぬと仰せられましても、手前にはお答えのしようがございません。

遠:取り様と申すか。しかし、その方が何と言おうと、あれを見て手練れの者が二六時中世話を致しておると読まぬ者は無かろうぞ。

那:手前といたしましては、嘘を書いたとは思うておりませぬ。

遠:左様か。今一つ、引札の事にも係わるのであるが、先日、その方は由緒ある牛と申したであろう。覚えおるか。

那:覚えておりまする。

遠:されば、その事じゃ。およそ、由緒というは社寺、名所古跡歌枕、あるいは名物においては、これこれの由緒がござる、というのは耳に致すが、由緒ある牛と言うからには、その方の牛は菅原道真公がお飼いになった牛の子孫ででもあるのか。

那:これは、お戯れを。天神様のお飼いなった牛の子孫など分かろう筈がございませぬ。

遠:しからば、なにゆえ由緒あると申したのじゃ。

那:和蘭渡りの白黒斑牛などとは違う和牛でございますれば、その様に申し上げました。

遠:これは異(い)なる事を聞く。それは由緒とは言わぬであろう。

那:言葉の使いようを誤りましてございます。れっきとした和牛と申し上げます。

遠:れっきとした和牛とな。

那:左様にございます。

遠:奉行、聞き及ぶところ和牛と申すには、その両親が和牛改め会所の系図に記されあって、その証しを以って届け出(いで)、会所の帳面に載せられた上で鑑札を受けねばならぬそうじゃが、和牛と申すからには、さぞかしその方の商いし牛もその鑑札を所持致した牛ばかりであろうな。

那:中には鑑札を受けぬ牛も混じってはおりましたが、両親が和牛であれば和牛に相違なく、鑑札所持の有無はいわば形の上のこと。それが和牛の真偽に係わるとは思えませぬ。

遠:しかし、鑑札を受けておらねば和牛たるの証しができまい。

那:手前の店で扱いました牛は全て両親が和牛であることに相違ございませぬ。

遠:両親が和牛なれば和牛改め会所に届け出(いで)た上で記帳済みの鑑札を受けるがよかろう。それを受けざれば、斑牛との雑種なんぞとの疑いを招こうとも致し方あるまいに。

那:名あれども実なくば、それは紛い物。形なくとも実あらば、それは本物と心得ます。

遠:和牛改めにて、名あれども和牛たるの実なくば帳面には記されず和牛鑑札とは別の名のみの鑑札を下げ渡すと聞いておる。よいか、名と実が揃うて始めて帳面に記され、その証しとして和牛鑑札が下げ渡されるからには、名あれども実なきは和牛とは呼ばぬ。

那:さすれば、名なくとも実あるは本物と申し上げます。

遠:今、名なくともと申したが、その方の牛の中には和牛改め会所の系図に記されざる両親より生まれし牛でもおるのか。

那:届け出(いづ)る機会を失ったままの親牛が無くはございませぬが、届けこそ無けれ、遡れば和牛に相違無い事は明らかとなりましょう。

遠:それでは証しが立つまでは和牛と言えぬ筈じゃが、どうじゃ。

那:手前は、和牛と心得ます。

遠:その方が、いかに和牛と心得ようが買い手はそう心得るとは思えぬぞ。
一方に和牛たるの鑑札を持つ牛と片方に鑑札は持たぬが売主は和牛じゃという二頭の牛があったとして、どちらを買うかは自ずと明らかであろう。

那:鑑札所持の有無は、目の確かな買い手ならば問わぬ筈にございます。

遠:およそ和牛改めは、選(すぐ)りに選った牛の子孫を残し、そこからさらに格別の牛を生まんがためと聞きおるに、その系図に記されておらぬ牛の子孫とあらば、目の確かさ如何にかかわらず買い手は二の足を踏むであろうに。

那:実は名に勝ると心得ます。

遠:実のぉ。ウム。実でもう一つ問わねばならぬ事がある。

那:どのような事でございましょうか。

遠:先にも言うた引札の事じゃ。

那:はて、引札に何かございましたか。

遠:その方、引札に、藤堂和泉守様ご領分にて育てられし牛と同種であると記した覚えがあろう。

那:まさしく同じ和牛でございますれば、そのように記しましてございます。

遠:和牛にも、色々あることは奉行も承知いたしておる。とりわけ、藤堂和泉守様ご領分、井伊掃部頭様ご領分、鍋島肥前守様ご領分、あるいは上杉弾正大弼(だいひつ)様ご領分また仙台伊達中将様ご領分の内で格別の所にて育てられし牛が値(あたい)高うに商われておるが、同じご領内にして、かかる格別の所を一歩外れなば、隣村において育ちまた和牛たるの名実を失わずと言えども、高い値はつかぬと聞き及ぶ。まして、先の各ご領内以外の牛においては尚更の事なるが、その方の牛はどうなのじゃ。

那:和牛に変わりはないかと存じます。

遠:されば、白黒斑牛をもって藤堂和泉守様ご領分の牛と同じ牛に相違なしと言うても間違いはなかろうぞ。

那:これは何を仰います。

遠:色、大きさこそ違え、角もありどうみても同じ牛であろうが。

那:牛には違いはございませんが、月とスッポン。比べるほうが可笑しゅうございます。

遠:同じ牛でも、月とスッポンの差がある。と、こう申すのじゃな。

那:申すまでもございませぬ。

遠:しからば、和牛同士であらば差はないのか。そうではあるまい。何ゆえ格別の所の牛が高う売れる。

那:藤堂様ご領分の牛は格別の育て方を遊ばすと聞いております。

遠:その方の引札には、あたかも同等のごとく並べておるようじゃが、和泉守様ご領分の牛と同じ育て方を致しておったのか。

那:それはその土地、その土地により、育て方は変わってまいりまする。

遠:その方の店(たな)では、北は蝦夷地より南は琉球まで諸国にて牛を飼うておったそうじゃが、土地、土地によって育て方も変わっておったのか。

那:蝦夷地と琉球では気候が全く違いますれば。

遠:しからば、新入りが一通りの事を為すにあたって与えし教本とやらは諸国毎に別のものを作っておったのか。

那:そこまで細かくはいたしておりませぬ。

遠:それで一通りのことができるのか。

那:あくまで一通りでございます故、土地、土地によって手練れの者が補いまする。

遠:要所要所。と、こう申すのであろう。

那:まことに、左様でございます。

遠:あらためて聞くが、和泉守様ご領内の格別の地にて育てられし牛と、その方の牛は同じような値で商いされておったのか。

那:そこまでは参りませぬ。

遠:では、何ゆえをもって、引札に並べて記したか申してみよ。

那:先にも申しましたように、まさしく同じ和牛でございますれば

遠:黙れ。奉行、すでに同じ和泉守様ご領内の牛にあっても川一つ渡らば、値が違うて来ると言うた筈じゃ。

那:それは、名のみが重んじられ実が軽んじられておる事の現れかと心得ます。

遠:またしても実と申すか。それでは、その方の牛は実をもって和泉守様ご領内の格別の牛と太刀打ちできるのか。

那:遜色ない牛もあろうかと存じます。

遠:先々日、その方に示した江戸牛商いの帳面控えを見ると、そのような事は無いが、どうじゃ。

那:直商いでは、評判も頂戴いたしておりました故、皆無とは思えませぬ。

遠:まさか他所から仕入れた別物をもって直商い致しておったような事はあるまいな。

那:何を証拠にそのような。

遠:今夜も更けてまいった。本日の裁きはこれまでと致す。



「この物語はフィクションであり実在の人物・団体と一切関係ありません」



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(お知らせ)
前回のを見ようと思ってくれる方は、こちらへ
「舞子お姉様の物語」
「舞子お姉様の物語の続き その1」

右下の方にある、検索フォームで「舞子」と入れて、パコーンってしてみて下さいな


-------------------

(日記追加2012.02.07 10:45)

以下、バカな私のために注釈を書いてくださったので追加しておきます
私は四六時中という言葉しか知らなかったので、勝手に原文をいじってしまいました
それをちゃんと見つけてしまわれるところなど、ホンマにタダモノじゃないで~(^_^)
お疲れ様です いつもありがとうございます

---------

ご要望におこたえして注釈を。


藤堂和泉守 (伊勢)津藩主 (後注)
井伊掃部頭 (近江)彦根藩主 
鍋島肥前守 佐賀藩主
上杉弾正大弼 米沢藩主
伊達中将  仙台藩主


(後注)
伊勢は藤堂家が一国を領したのではなく、北西部の桑名藩や中部の伊勢亀山藩をはじめ諸藩がありました。
この他に和歌山の紀州藩領に属するところも多く、飯高郡、一志郡、渡会郡、多気郡の一部をはじめとして、松阪自体がそもそも松阪城代の支配する紀州藩領でした。
しかし、紀伊大納言様御代官支配とか言っても何処のことやら分からないし、藤堂家の支配地にも松阪牛生産地域が含まれるので間違いでは無いと考えて、藤堂和泉守の名を挙げることにしました。


P.S. 四六時中 は 24時間制(4×6)での表現なので 12時間制なら二六時中で合っています。
でも、12時間制とか鍋島肥前守とか言いながら、厚労奉行所がでてくるあたり時代設定が無茶苦茶ですね。

2012-02-06(19:04) : 北小松舞子


たいへんな間違いを書いてしまいました。

>伊勢は藤堂家が一国を領したのではなく、北西部の桑名藩


桑名は北東部です。

2012-02-06(19:13) : 北小松舞子

---------

詐欺容疑での再逮捕来るか(ラブレター^^その2)

おもしろい!!

座布団10枚!!\(^o^)/

けど、今、椅子に座布団敷いてるけど、暑っいのよね~

ということで、久々のrokoチューでいかがでしょう?

いらん、か?

cyu-☆

ふはっはっはっ、強制ちゅー、返品不可! (^_-)-☆


---

捜査官 「どうですか、認めたら」

久美子 「・・・・・・・・・・」

捜査官 「認めた場合、預託法違反ですから罰金百万円なんですよ
 法律の条文上は2年以下の懲役というのも書いてありますけど、罰金だけなら略式起訴でお終いという事にもできるんですがねぇ
 認めないって言うことになると、こちらとしても正式に起訴して裁判やらない訳にいきませんしね」

久美子 「認めたら、罰金百万円で終わりなんですか」

捜査官 「正式な裁判で黒白つけることもできますが、異議がなければ裁判所が略式命令を出して終わりです
 公判なしの書面審理ですから出廷したりする必要はありません」

久美子 「本当に、それ以上の罪にはならないんですか」

捜査官 「法律で最高刑の決まっているものを勝手に変更したりできません」

久美子 「それなら、認めます」

捜査官 「認めますか、それなら今から供述調書をつくります」
( この間 供述調書作成 )

捜査官 「それでは、調書を読み上げますから訂正すべき箇所があったら申し出て下さい」
( この間 供述調書読み上げ )

捜査官 「間違いなければ、署名と拇印をここへ
 それでは、これで預託法違反の取調べは終了です
 拘留期限は7月9日までですから、9日の朝に別の手続きを行いますので、その積もりで」
( 8日の夜、明日は釈放だと Wktkする 久美子 )
( 9日の朝、呼び出された久美子に )

捜査官 「三ヶ尻久美子、詐欺容疑で逮捕する」

久美子 「釈放じゃないの?」

捜査官 「預託法違反の捜査は終了  詐欺容疑の取調べはこれから」

久美子 「騙したのね」
( 外野の声:お前が言うな )

捜査官 「いいえ、騙すつもりはございませんでした」

---

1)この「お話」はフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません
2)wktk(わくてか)とは、2ちゃんねる用語のひとつで「ワクワクテカテカ」の略語である
プロフィール

roko1107

Author:roko1107
安愚楽牧場にひっかかった者です
あれから人生変わりました
あくまで私個人の日記です
あくな人はイヤよん (^o^)

❤記事にイチャモンのある方へ❤
公開コメントで書いてきてネ^^
間違ってたら訂正するyo^^
削除依頼は運営会社を通してくれたら対応するお^^

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